【脳葉強化】『油分け算① 4Lをつくる』 ひらめきラボ《0007》 

解答: マスの使用回数制限なし

下の表を参照

解説: 

5Lのマスと3Lのマスを使って、4Lの水を空のおけに測り取る方法は以下の通りです。

  1. 5Lのマスに水を満杯にします(5L)。
  2. 5Lのマスから3Lのマスに水を移します。これで5Lのマスに2Lの水が残ります(3Lのマスは満杯)。
  3. 5Lのマスの水(2L)を空のおけに移します。5L、3Lのマスは空にします。
  4. 1~3をもう一度繰り返せば空のおけおけに4Lの水が入ります。

これで、4Lの水を正確に測り取ることができます。


別解: 下の表を参照

この方法なら、空のおけが無くても4Lの水を測ることができますね。


解答: マスを1回ずつのみの場合

5L、3Lのマスを傾けて4L測る(下の図を参照)

解説: 

5Lのマスと3Lのマスを一度のみしか使えないので、マス一杯に水を入れては4Lの水を測りとることはできません。
ここで、ひと工夫。

下の図のように、マスを45度傾けると、それぞれ2.5L1.5Lの水を測ることができる。

2.5L+1.5L=4Lの水を測ることができます。


バケツなどでは、できない水の測り方ですね。マスの形を利用した測り方です。
直方体や円柱のように、形が一定なものであれば、まずの代用もできますね。

ちなみに、下の図のように傾けると、マスの容積の6分の1の量の水を測ることができます。
中学1年生の12月~1月くらいに三角錐の体積を学習しますね。

3Lのマスであれば、この傾け方をすれば、3L÷6=0.5Lの水を測ることができます。

いかがでしたか。
マスに水一杯にしても4Lを測りとることはできますが、少し工夫をすれば、それぞれを一度しか使わずに4Lを測ることができましたね。
知識があれば、それを使うことで効率的に作業を進めることができます。
まずは、知識を吸収することが大切です。知識を得たらそれを使う練習をすれば、傾けるという発想にもつながると思います。
ひらめきは、知識の複合技ですよ!

「油分け算(あぶらわけざん)」は、江戸時代の日本でよく使われた、商業活動に関連する特殊な計算法の一つです。特に、油や酒などの液体を商取引で分配する際に、正確に計量し、各人に分けるための方法として使われました。
また、別の問題をいつか出題しようと思います。

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