「中間テスト前にしか勉強しない子」のメリット 結果的にはそうなるよなぁ…[#26]
富士吉田市・富士河口湖町のほとんどの公立の中学校は、中間テスト間近ですね。(終わったばかりの中学もありますね)
テスト直前の週末は勉強に取り組む子も多いのではないでしょうか。
個別学習塾LEAFでは、基本的には週1回などの定期的な学習を進めています。
それは、定期的に知識を引き出すことで、その内容が定着し、高校入試といったテストでも十分高得点が狙えるようになるからです。
逆に、それを行わないと短期的な記憶にとどまり、定期テストではそれなりにできても、到達度テストや高校入試といったテストでは、点数が取れなくなる可能性が高いからです。
とはいうものの、定期的な学習ができない子もいます。
習い事の関係、送迎面の関係などなど、生徒によって事情は様々です。
だから、LEAFでは、テスト前に集中して授業を行う場合もあります。
こういった生徒は、塾に通えない期間、隙間時間を見つけ、自学で取り組むことを約束しているので、長期記憶になるようにも指導はしています。
(これができない子は、実力がつかなくなるので、LEAFに入会するときに約束をしています。)
講師歴20年以上になりますが、「この常識(定期的な学習)は本当に正しいのか?」とも思いますが、経験上正しいと思っています。
テスト前にしか勉強しない(できない)子の中にも教達検や高校入試といったテストでも好成績となる子はいますが、その特徴は把握しています。(そのうちブログで書きますね。)
定期テスト前にしか勉強をしない子は、実力がつかないということが一般的に正しいのか、claude3.5にも聞いてみました。
「中間テスト前にしか勉強しない子のメリットは何ですか。」と聞いてみました。
以下がその回答です。
中間テスト前にしか勉強しない子のメリットは何ですか。【claude3.5の回答】
中間テスト前にしか勉強しない習慣には、一般的に推奨されませんが、いくつかの見方によってはメリットと捉えられる点があります。ただし、これらは短期的な利点であり、長期的な学習や実力向上の観点からは問題があることを念頭に置く必要があります。
以下に、考えられるメリットをいくつか挙げてみます:
【時間の効率性】
- 普段は他の活動に時間を使え、テスト前に集中して勉強時間を確保できます。
- 部活動や趣味など、他の興味関心に多くの時間を割くことができます。
【集中力の向上】
- 短期間で集中的に勉強することで、高い集中力を維持しやすくなる可能性があります。
- 時間的プレッシャーがあることで、効率的に学習する能力が身につくかもしれません。
【ストレス管理】
- 普段は勉強のストレスから解放され、リラックスした日常を送れます。
- テスト前の短期間だけ頑張れば良いという心理的負担の軽減があるかもしれません。
【記憶の新鮮さ】
- テスト直前に学んだ内容は記憶に新しく、短期的には高いパフォーマンスを発揮できる可能性があります。
【優先順位付けのスキル】
- 限られた時間で何を学ぶべきか判断する能力が培われるかもしれません。
- 重要ポイントを素早く見極める力が身につく可能性があります。
【適応力の向上】
- 短期間で大量の情報を処理する能力が向上するかもしれません。
- プレッシャーの下で機能する能力が養われる可能性があります。
【自己管理能力】
- テスト前の限られた時間を自己管理する能力が身につく可能性があります。
しかしながら、これらの「メリット」は、持続的な学習や深い理解、長期的な学力向上という観点からは問題があります。また、このような学習スタイルは高校入試や大学入試などの総合的な学力を問われる場面では不利になる可能性が高いです。
定期的な学習習慣を身につけることで、これらの短期的なメリットを超える長期的な利点(深い理解、持続的な学力向上、ストレスの軽減など)を得られることを強調したいと思います。
続けて、「中間テスト前にしか勉強しない子はどう思いますか。」という質問をしてみました。
「まあ、そうだよね!」という回答が返ってきました。
中間テスト前だけの勉強では足りない理由
「中間テスト前にしか勉強しない」という習慣について考えてみたいと思います。
テスト前だけの勉強、実はこんな問題が…
多くの生徒さんが陥りがちな勉強法、それが「テスト直前になって慌てて勉強する」というものです。確かに、短期間で集中して勉強すれば、ある程度の点数は取れるかもしれません。でも、この方法には大きな落とし穴があるんです。
1. 知識が定着しない
テスト前に詰め込んだ知識は、テストが終わるとすぐに忘れてしまいがちです。これでは本当の意味で「学んだ」とは言えませんよね。
2. 応用力が身につかない
暗記中心の勉強では、知識を使いこなす力が育ちません。実際の問題では、単純な暗記だけでは太刀打ちできないことが多いのです。
3. ストレスがたまる
テスト前の詰め込み勉強は、精神的にもかなりの負担になります。これが続くと、勉強自体が嫌いになってしまう可能性も…。
定期的な学習の重要性
では、どうすればいいのでしょうか?答えは簡単です。定期的に、コツコツと勉強を続けることです。
1. 知識が長期記憶に定着
少しずつ、繰り返し学ぶことで、知識が長期記憶に定着します。これが本当の「学び」につながります。
2. 思考力・応用力が育つ
日々の学習を通じて、知識を活用する機会が増えます。これが思考力や応用力の向上につながるのです。
3. 総合的な問題への対応力
高校入試などの総合問題は、単なる暗記では太刀打ちできません。日々の学習で培った総合力が必要なのです。
まとめ:今からでも遅くない!
「中間テスト前にしか勉強しない」という習慣は、実は長い目で見ると大きなデメリットがあります。特に、高校入試のような総合的な問題に直面したとき、その弱点が露呈してしまうでしょう。
でも、心配はいりません。今からでも遅くありません!今日から、少しずつでいいので、定期的に勉強する習慣を身につけていきましょう。きっと、あなたの学力は大きく伸びるはずです。
がんばってください!応援しています!
claude3.5の回答は以上です。
いかがでしたか?私としては、「そうだよね~!」という回答です。
脳科学の学者の話でも、「使う回数が多い記憶はしっかりと定着する」ということです。
直前に勉強して、テストを行ってその後使わなくなる知識は、脳は「忘れても支障がない記憶」と判断します。
到達度テストや入試の時には、ほぼ記憶に残っていないのはそういうことですよね。
大人は理解しやすいと思いますが、学生時代に覚えた知識って、ほとんど消えていませんか?
普段から使っている知識は忘れずにいると思いますが、使っていない記憶は思い出せないと思います。(完全に消えているというより、脳の記憶から引き出せないという感じのようです)
「小学5年生より賢い?」というクイズ番組もありましたが、同様のクイズ番組で大人が答えられないのは当然といえば当然なんですよね。以前はできていても記憶を脳から引き出せない人、そもそも勉強をしていない人と別れるかもしれませんが、普段使わない記憶なんて、そんなもんです。
ただ、一度覚えた記憶が思い出せなくなっても、もう一度覚えなおそうとするとき、覚えやすくなっていると思います。
自転車に乗れていた人が20年ぶりに乗っても乗れると思う感覚に近いかもしれないです。
「一度覚えた記憶が思い出せなくなっても、もう一度覚えなおそうとするとき、覚えやすくなっている」というのは、子供たちの勉強に置き換えると、
①学校や塾で一度教わる
②宿題で問題を解く
③塾で小テストを行う
④定期テスト前に勉強しなおす
⑤テスト問題を解く
⑥テスト後に解きなおしをする
と知識の引き出しを6回も行うことになります。
初めて教わった知識を覚えることは大変ですが、2度目、3度目と繰り返していくと、1度目ほど大変さは消え、スムーズに記憶定着できるようになります。
知識の使用頻度でいうと、定期テスト前にしか勉強をしない子は、①と④と⑤しかやっていないことになります。場合によっては①さえ適当になってしまう子も少なくないかもしれません。
普段から②や③を含めて行うことで、定期テスト直前だけではなく、もう少し長期スパンで使う知識になるので、それだけ記憶が脳に定着し、引き出しやすい記憶になるのだと思います。
テスト前に重点的に学習をすることはもちろん大切ですが、それ以上に定期的な学習は、実力をつけるためには欠かせない勉強といえます。
だから、LEAFでは基本、週1などの通塾をおすすめしています。
最後に、子供のころの勉強・学習の仕方は、大人になってからその差が出てくるかもしれません。
単純に教わった知識を使うとかではなく、それぞれの仕事(作業)の仕方を学ぶ過程にあります。仕事をいつまでも覚えられない人は、きっと子供のころに学習の仕方を学ばずに成長してしまっているのかもしれないですね。
学校の成績(テスト結果)も大切ですが、それ以上に、どのように努力をすれば、どのような結果が出るのかを学ぶことが大切だと私は思っています。
自分の能力と目標を達成するための努力量を知り、課題をクリアしていく力を育てたいなと思います。
(子供がそれを知れば、自然と成績(テスト結果)はついてくるものですよ。)
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