【脳葉強化】『仲間はずれはどれ?』 ひらめきラボ《0012》 ~固定観念にとらわれた大人は逆に解けない?~
解答:
レベル1:C
レベル2:FとO
レベル3:B
解説:
レベル1
Cだけボタンの色が違います。

レベル2
マフラーの色に注目してください。
FとOだけ他の黄色と比べると少し濃くなっています。
Fが見えずらいかな???

レベル3
Aはマフラーが緑色で他と違う
Cは帽子のバケツがピンク色で他と違う
Dは手袋が青色で他と違う
Eは花が緑色で他と違う
Bだけは、他の雪だるまと違うところがないよね。
「違うところがない」からBが仲間はずれということです。


いかがでしたか。
仲間はずれと聞くと他と違うところを探して、違ってるものこそ正解だと思ってしまいますよね。
レベル3のように、違いがないという仲間はずれもあるんですね。
「他と違うものが仲間はずれ」という問題がほとんどですが、レベル3のように、「他と違うところがないものが仲間はずれ」ということもあります。
「他と違う≒個性的」と思われがちですが、周りが個性的だらけの集団だったら、個性がないことが個性的になるなんてこともあるんですよね。
事実かどうかわかりませんが、聞いたことがあるのは、「平均身長・平均体重」の人はほとんどいないようです。
「平均≒一般的・普通」という感覚ですが、普通の人ってほとんどいないようですよ。
今回の問題は、数学とは関係がなさそうですが、論理的思考力の問題に含まれるでしょう。
発想の転換・固定観念を持たずに考えることが必要な問題でしたね。
実は、この問題の類題を私が初めて解いたとき、答えを見て「なんで仲間はずれなんだ?」と思った問題です。解説を見て納得したんですが、そのときの私は思考が凝り固まってしまっていたんですね。
パターン化して学習を進めていると、例外的な問題まで考えが及ばないことがあります。
今回のレベル3の問題をみて、「そんなのずるい」や「屁理屈だ」なんて思った方もいるかもしれません。
こういう考え方もできるんだなと柔軟に対応できると、世界が広がると思いますよ。
様々な経験を積むと「これが正しい」と答えが出てくることも人生の中ではあると思いますが、状況が変わると必ずしもそれが正解ではなくなることもあります。固定観念にとらわれると自分のミスに気が付けないことがあるようです。
そうならないように気を付けたいものですね。