急成長した生徒から学ぶ!成績がアップするには理由がある② 下吉田中3年編[#3]
成績が伸びる子・上がる子には理由があります。
逆に、成績が下がってしまうにも理由があります。
今回紹介する子は、LEAFの先生の指導を受け、見事に急成長した生徒です。
成績が伸びた子・上がった子の行動や心理を学び、これを参考にみんなにも学力を伸ばしてほしいと思います。
★入会前の状況
- 中3の8月より指導を開始
- 他の個別指導の先生の指導は受けていた
- 部活動は運動部に所属し活発的に活動していた
- 環境を変えることで転記点としたかった
- このままでは第1志望校は厳しい
- 本人は危機感を持てていない
★入会して初めの定期テストで
- 入会後初めての定期テストで69位!33位アップ!
- 過去最高順位を更新!(21位更新)
- 志望校合格圏内に!
- 成績アップし、自信を持つようになった!
ご覧の通り、急成長した生徒の結果です。
塾に通えばだれでもこういう結果になるかといったら、そうはなりません。
では、この生徒が特別なのかというと、そういうわけでもありません。
成績が上がったということは、上がったなりの理由があります。
この子、伸びるかもな~と思った瞬間は、
①志望校に対して自分の位置を明確にしたことで、自覚することができた
②サボりグセがあったが、ここぞというときのガッツがあった
③本番に弱いという自覚があった
初めてこの生徒を教えたとき、やる気がないというよりは、”やるべきことが見えていない”、”志望校合格するための努力量がわかっていない”という印象でした。
”自分は周りと比べたら勉強をやっている方だ”という勘違いもあったようです。この勘違いは、自分の中学の生徒しか見えておらず、他の中学の状況と比べると自分の置かれている状況がわかっていなかったようです。
①志望校に対して自分の位置を明確にしたことで、自覚することができた
これまでも他の個別塾で指導を受けていたようですが、受験情報は聞けていなかったのか、自分の置かれている状況が把握できていませんでした。
話はされていたのかもしれませんが、自覚してはいませんでした。
山梨県の入試制度は、「入試の得点」と「内申」が1:1評価です。
この生徒は、志望校に合格するために、得点・内申はどれくらい必要かということをわからずに勉強させられていました。
ゴール(目標)から逆算して、今どれくらいの学力があれば志望校に合格できるのか、
それを生徒に理解させ、指導をしている先生とそうでない先生がいます。
若手の先生は経験不足で仕方ない面も感じますが、ベテランの先生でも問題の説明しかしない先生もいますよ。
先生自身は把握しているけど、生徒にはそれを示さず勉強だけさせているから、生徒はゴールが見えないマラソンをひたすら走らされている感覚になって、息切れしているんです。
この生徒はこれまで、勉強はしてきたものの志望校に対してどこまで学力をつけたらよいのかわかっていないため、必要な学力がついていませんでした。
中3の8月というのは、教達検(教育課程到達度確認検査資料)という志望校を受験できるかどうかを判定する重要なテストまで2ヶ月しかありません。
生徒本人は勉強しないといけないとは何となくわかっているものの、自分があとどれくらい得点を上げ、内申を上げなければいけないかわかっていなかったのです。
私が初めに行ったことは、絶対に成し遂げたい目標が何なのかを生徒本人に意識させることです。
志望校合格ということを生徒自身が明言できるのか、どの程度の気持ちなのかを自覚させたかったのです。
志望校合格を目標とするなら、あとはそれを達成するための道のりを想像させました。
そのためにこの2ヶ月(8週間)にできること、1週間で行うことなど、目標の小分けにしていき、本人が”できるかもしれない!”、”やっていけそうだ!”と思ってもらうことでした。
生徒自身がこのままのペースで行くと、合格圏外だと自覚することができたと同時に、合格圏内になるためにやるべきことが見えたようでした。
合格圏外にいる状況なので、相当な努力をしなければならない状況でしたが、やる気にはなってくれたようです。
②サボりグセがあったが、ここぞというときのガッツがあった
その後は、メキメキと勉強をするようになったのかというと、全くそんなことはありませんでした。
このことだけで、全力で勉強をできる子もいれば、そうではない子もいます。むしろ、そうならない子たちの方が多いです。
この生徒も危機感を持ち、現状に気づけたもののやる気を起こせるときもあれば、勉強に手が付けられないこともありました。
モチベーションが落ちたタイミングで、目標を思い返したり、取り組みできそうなイメージを持たせたりといった声かけをします。
そうすることで、再び勉強に対して熱が入り、学力がついていきます。
生徒のモチベーションの変化に気づき、声かけができるかどうかで、生徒の成績は大きく変わっていきます。
集団塾でも個別指導塾でも先生がこの気づきができるかどうかで、生徒の成績は変わってきます。
生徒のやる気は常に右肩上がり・高維持されるようなことは少なく、波があるものです。
この生徒も波がありながらも、トータルしてみると学力は上向いていました。
③本番に弱いという自覚があった
「学力が上向いたら成績は上がる」とは限りません。「学力=成績」とならないのもテストの難しいところです。
この生徒は、本番になると力が発揮できないタイプです。
これは本人も前から自覚があり、指導初日のとき私も感じましたし、本人からも言われました。
本番に力が発揮できないタイプには、発揮できない理由は生徒個々によって違います。
普段と空気感が違うと、空気の飲まれてしまい思考が低下してしまったり、テスト形式の出題形式に慣れておらず知識をうまく引き出せなかったりと様々です。
本番に力が発揮できないタイプとわかっているなら、それを克服するための勉強の仕方にすればよいだけです。
克服が難しく、改善されない場合は、本番に力が発揮できないままでも合格ラインを超えるだけの学力をつけてしまえばよいのです。
それらを加味して、先生は指導をしていく必要があります。
子どものタイプは様々です。学力はもちろんですが、性格も個々によって異なります。
個々の状況によって、指導方法は異なるのは当然です。
一方的に授業を行う集団塾ではできず、個別指導塾の強みですよね。
ただ、これも先生によって、生徒の特徴に気づけるか否かによるんですけどね…。
具体的な指導内容の記載は省略しますが、結果でいうと本番で力が発揮できたようでした。
下吉田中内で、ずっと100番前後で停滞していた順位を69位まで伸ばすことができました。
教達検でも1回目では、志望校合格ラインには届きませんでしたが、2回目では志望校合格ラインに到達できました。
今では、志望校に無事合格し高校生活を送っています。
モチベーション・成績ともに波がありながらも、ここぞというテストでは結果を出すことができました。
志望校合格までの道のりは険しいものでしたが、生徒はあきらめず頑張り続けてくれました。
(たまに、サボった時期もありましたけど)
生徒自身が自分の置かれている状況を理解し、目標を達成するために何をすればよいのかを分かったうえで勉強し続けたことが、結果につながったと思います。
LEAFでは、生徒個々の状況をよく見て授業を行います。学力はもちろんですが、生徒個々の性格を含めて指導を行っています。
LEAFでは、塾は単に授業をするだけでなく、成績を上げることにこそ価値があると考えています。
塾に通っているのに成績が伸び悩んでいるなら、上がらないなりの理由があります。
それが学力の限界なのか、他に原因があるのかを見極める必要があります。
塾選びの際には、LEAFも合わせてご検討ください。
“急成長した生徒から学ぶ!成績がアップするには理由がある② 下吉田中3年編[#3]” に対して1件のコメントがあります。