結果がすべて!得点アップしなければ、それまでの勉強は無意味? 夏休み明けテスト・模試の結果は?[#18]
「結果がすべて」という言葉がありますが、結果を出せなければ、それまでの努力が無意味になってしまうのでしょうか。
中学3年生の理科で学ぶ「仕事」という単元では、
「仕事(J) =力の大きさ(N)×力の向きに動いた距離(m)」という公式を学びます。
J(ジュール)、N(ニュートン)、m(メートル)です。
例えば、100Nの力で岩を3m動かすと、100N×3m=300Jの仕事をしたことになります。
しかし、同じ力で押しても岩が動かなければ、100N×0m=0Jとなり、数字上は「仕事をしていない」ことになります。
頑張って、力強く押したのに仕事(結果)は0Jなので、『仕事をしていない = 何もしていない』ことと同じということです。
でも、仕事が0Jだったからと言って、何もしていないことと同じにと言えるでしょうか?
1回目の挑戦で岩は動きませんでしたが、100Nの力を出す努力をしています。
この努力により、岩と地面の摩擦が減ったり、少し筋肉がついたりすることで、2回目の挑戦で岩が動く可能性が高まります。
1回目の努力がなければ、岩が動くことはなかったはずです。
勉強やテストも同じです。
1回目のテストで80点をとったA君とB君がいたとします。
2回目のテストでも2人とも80点だった場合、点数上の成長は見られません。(つまり、仕事は0です。)
しかし、1回目のテストを終えてから2回目のテスト前の行動で、努力したA君、努力しなかったB君であったら、将来の成長に違いが出ると思いませんか?
LEAFでは、好結果を出すのは当然と考えています。しかし、結果以上に重視しているのは、結果に至るまでの過程です。
努力できる子、困難にチャレンジできる子、目標に向けてがむしゃらに頑張れる子を育てることを目指しています。これらの特質は数値化できませんが、長期的には大きな影響を与えます。
過程を大切にすることで、自然と結果がついてくるのです。
夏休み明けのテストが近づいています。今回の結果は生徒それぞれで異なるでしょう。
目標通りの結果・期待以上の結果が出た子は、努力が実を結んだということですね。一方で、思うような結果が出なかった子は、夏休み中の努力はいずれ実を結ぶはずです。(サボってしまった子は改心を!)
いずれにしても大切なのは、努力を継続し、さらに質を高めていくことです。こうした姿勢こそが、将来の成功への道を開きます。
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