【脳葉強化】『運動会2問』 ひらめきラボ《0031》 ~「思い込み」は優秀だけど危ない!~
解答:
問題①:1位から順にB・E・C・D・A
問題②:100/9 m (9分の100) 約11.1m
解説: 問題①
ヒントを一つずつ整理していきます。

ヒント1→「C→D」(①)
ヒント2→「E→C」(②)
ヒント3→「B→E→A」(③)
ヒント1と2でCが共通してあるので、くっつけると「E→C→D」(④)となる。
③と④より、「B→E→(ACD)」となり、ACDの順位を考えます。
ヒント1でDは最下位ではないことから、ACDの並びは「C→D→A」しかありません。
よって、5人の順位は、「B→E→C→D→A」となります。
解説: 問題②
問題文から10m離れているので、10mのハンデをつければよいと思いそうですが、それだと同着はしないですね。
100m走をして、ケントがゴールしたときを利用して2人の速さを仮で求めてみましょう。
ケントがゴールしたときのタイムを10秒とします。
このとき、ケントは100m走っているんで、100÷10=10m/秒 となります。
つぎに、リョウは、10m後ろにいるので、90mを走ったことになります。よって、速さは90÷10=9m/秒 となります。
この速さを使いハンデの距離を決めていきます。
リョウは9m/秒の速さで100mを走るので、そのときにかかる時間を考えます。
100÷9=100/9 秒かかります。
同着するので、ケントも100/9 秒走ることになるので、その時間で走ることができる距離を求めます。
速さ10m/秒で、100/9 秒走るので、10×100/9=1000/9 m走ります。
よって、リョウが100m走りきる時間で、ケントは1000/9 m走ることになるので、
1000/9 - 100 =100/9 mのハンデをつければ2人は同着になります。

今回は仮で10秒としましたが、中学生になると、x秒など文字でおいて考えることになりますね。
結果はもちろん同じ答えになりますよ!

いかがでしたか。
2問目は「ひっかけがあるんだろうな?」と疑って考え始めると「10mではないだろうな」と予想がついたのではないでしょうか。逆に、「単純に考えてよいのか?」と考えず、解き進めてしまうと10mと答えを出してしまいそうですよね。
今回のような問題の類題がlab0013の問題なので、チャレンジしてみてください♪
「思い込み」は優秀だけど危ない!
こんにちは!今日はちょっとフシギなお話をします。
テーマは「思い込み」です。
「思い込み」って聞くと、ちょっとネガティブなイメージがあるかもしれませんね。
でも実は、思い込みはすごいパワーを持っていて、人を成長させることもあるんです。
◆「できる!」と思い込むと、本当にできるようになる?
ある先生が、別の先生にこんなふうに言ったことがあります。
「この子、すごく伸びると思いますよ!」
そう言われた先生は、「この子はできるようになるはずだ!」と思い、その生徒に前向きな声かけをするようになりました。すると…
本当にその子の成績がぐんぐん上がっていったのです。
これは「ピグマリオン効果」と呼ばれる現象で、
「自分はできる!」と思い込んだ人は、やる気が出て、努力を重ねて、結果がよくなるという、ステキなサイクルが起きるのです。
たとえば、
- 「ぼくは暗記が得意だ!」と思いながら勉強する子
- 「私は計算ミスしないタイプだよね」と思っている子
こういう子は、本当にその通りになっていくことが多いのです。

◆でも…思い込みって「ワナ」になることも?
一方で、「思い込み」が原因で失敗することもあります。
たとえばこんなこと、経験ありませんか?
- 「この問題、前と同じやつだ!」と思って解いたら、条件がちょっと違って間違えた。
- LINEやメールで「これで伝わるよね」と思って送ったら、相手にちゃんと伝わってなかった。
- 「絶対こっちが正しいに決まってる!」と決めつけて、友だちとけんかになってしまった。
思い込みって、「気づかないうちに自分の見方がかたよってしまう」ことなんですね。

◆こんな思い込みにも気をつけよう!
みんなの身の回りにも、こんな「思い込み」があるかもしれません:
- 「テスト前日に徹夜すればなんとかなる!」(→実は、寝たほうが成績は良くなることが多いです)
- 「〇〇ちゃんは勉強できるから、何でも簡単にできるはず」(→実は、かげでたくさん努力してるかも)
- 「ゲームしてても聞いてるよ!」(→実は全然話を聞いてなかったりする…)
◆思い込みは「使い方」しだい!
思い込みは、味方にもなるし、敵にもなります。
- 「できる!」と自分を信じる思い込みは、すばらしい力になります。
- でも、「これは絶対こうだ」と決めつける思い込みは、失敗のもとになります。
だからこそ、思い込みに気づく力も大切です。
★まとめ!
- 思い込みは、やる気や成長につながるすごい力を持っている!
- でも、間違った思い込みに気づかないと、ミスやすれ違いが起きることもある!
- 「自分はできる!」という思い込みはどんどん使っていこう!
- だけど、いつも「ほんとにそうかな?」と立ち止まって考えるクセもつけよう!
「思い込み」とうまくつきあえるようになると、
きっと今よりもっと、自分の力を発揮できるようになりますよ!
応援しています!