受験生の中には「勉強をすること」が目的としてしまう子も!目的と目標は違うことをわかっていないと・・・[#17]
8月も中旬になり、夏休みも終盤になりました。
中3生のみなさんは、受験は順調ですか?
以前、目標のない勉強は効果が薄いというブログを書きました。
本来、目標は目的を達成するための手段のはずですが、受験勉強を進めているうちに、目的と目標を混同してしまう生徒は少なくありません。
過去記事→「目標の無い勉強は、帆の無い船のようなもの。どれだけ漕いでも、望む港にはたどり着けない」夏期講習での目標は?[#14] (leaf-64.com)
今回は、目的と目標の違いをまず明確に理解しておきましょう。
claude3.5に目的と目標の違いについて、子供にも理解できるように説明をしてもらいました。
人気のゲーム「ポケットモンスター」(ポケモン)を例に説明してみます。
目的: 目的は、ゲームの最終的な大きな目標です。ポケモンでいえば、「ポケモンマスターになること」が目的です。これはゲーム全体の大きな夢や目標ですね。
目標: 目標は、その大きな目的を達成するために必要な小さな steps(段階)です。ポケモンの世界では、以下のようになります:
- 最初のポケモンを選ぶ
- 各町のジムバッジを8つ集める
- 強いポケモンを6匹育てる
- ポケモンリーグに挑戦する
これらの目標は、一つずつクリアしていくことができます。各目標を達成するたびに、「ポケモンマスターになる」という大きな目的に近づいていきます。
簡単にまとめると:
- 目的は「ゲームでどうなりたいか」の大きな夢
- 目標は「その夢を叶えるために何をするか」の具体的な行動
例えば、あなたの目的が「クラスで一番強いポケモントレーナーになること」だとしたら、目標は:
- 毎日30分ポケモンの特性を勉強する
- 週末にフレンドと対戦練習をする
- 新しいポケモンを1週間に1匹ゲットする
このように、目標は具体的で、達成できたかどうかがはっきりわかるものです。
ゲームの世界でも、現実の世界でも、大きな目的に向かって小さな目標を一つずつクリアしていくことが大切なんだ、ということがわかりますね。
中学3年生の受験生にわかりやすく目的と目標の違いを説明しましょう。
たとえを使って説明すると:
目的: 目的は、あなたが最終的に達成したい大きな夢や願いです。例えば、「医者になって人々を助けたい」というのが目的です。これは長期的で、広い意味を持っています。
目標: 目標は、その目的を達成するための具体的な道筋や段階です。例えば、医者になるという目的のための目標は:
- 高校受験に合格する
- 高校で理系科目の成績を上げる
- 大学医学部に合格する
- 医師国家試験に合格する
といった具体的なステップになります。
簡単に言えば:
- 目的は「どこに行きたいか」
- 目標は「そこに行くためにどうするか」
例えば、あなたの目的が「憧れの高校に入学すること」だとしたら、
目標は:
- 毎日30分以上勉強する
- 模試で偏差値を5上げる
- 苦手な英語の単語を毎日10個覚える
といった具体的な行動になります。
目標は測定可能で、期限を設定できるものです。これらの目標を一つずつ達成していくことで、最終的な目的に近づいていくのです。
目的と目標の違いを理解することは重要です。
『勉強すること』自体を目的としてしまうと、第一志望校への合格という本来の目的を見失い、ただ勉強をして満足してしまう危険性があります。
『勉強すること』は本来の目的を達成するための一つの目標(ステップ)に過ぎないことを忘れてはいけません。
この認識を持ち続けることで、同じ勉強量や時間を費やしたとしても、学習内容の定着率が大幅に向上し、テストでより良い結果を出せる可能性が高まります。
目的を明確化させ、日々、目標を持ち勉学に励み、第1志望合格を目指しましょう。
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