教達検・中間テストの結果はどうでした?テスト結果に無頓着な生徒・先生たちは…[#27]
10月初旬に中3の教達検というテスト、10月中旬には各中学で中間テストが実施されたと思います。
教達検は翌日に、中間テストは数日後にはテスト結果が出ていると思います。
教達検の結果は、高校入試の進路指導の参考にされる重要なテストです。生徒・保護者もさることながら、塾講師側ももっとも気になるテストです。
テスト結果が出る日には、すべての生徒の結果を把握し、これまでの振り返りと今後の指針を考えることになります。
以前勤めていた集団塾に在籍時、私は生徒が何人いようとも、教達検のテスト結果が出た日には全員の結果を聞いていました。一方で、結果を集めない教室もあり、なぜ結果の聞き取りをしないのか不思議で仕方がなかったのを思い出しました。テスト結果、気にならないんですかね。
結果を集めない講師は、生徒への聞き取りができない言い分はあるようですが、私はテスト結果が出る日に聞ける体制で教室運営するようにしていました。(集めない講師も教室運営権はある人ですよ)
というのも、教達検は上述したように、進路指導にかかわる重要なテストです。即日レスポンスしないと、次の中間テストや第2回教達検に向かうまでにタイムロスが生まれることになりますからね。(結果を出せる教室とそうでない教室がうまれる原因、わかりませんか?)
話を戻しまして、テスト結果に対して、気にかける生徒は、生徒の言動を見るとわかりやすいものです。
目標点数に対して、結果が良ければニコニコしながら報告してくれまし、悪ければ少しうつむき加減で通塾したり、聞いてくれるなというような表情をします。
結果なんてどうでもよいと思っている、結果を気しない生徒は、何事もなかったかのように通塾します。(得点も何点だったか言えないことがほとんどです)
この先、成績が上がっていく子は、結果の良し悪しにかかわらず言動があらわになっている子です。
ほかに答案用紙一つ見ても、成績が上がる子の答案用紙を見ると、①答えだけでなく軽く説明を書き足している、②クラス平均点や学年平均点などがメモされているなどあります。
テスト結果を「気にする生徒」と「気にしない生徒」では、成績が上がる子はテスト結果を気にする生徒です。
なせ、そうなのかを少し深堀してみました。
テスト結果を気にしない生徒は本当に成績が上がるのか?
多くの教育者や保護者が、生徒のテスト結果に一喜一憂する姿を目にします。
しかし、「テスト結果を気にしすぎるのは良くない」という意見も聞かれます。
果たして、テスト結果を気にしない生徒の方が成績が上がりやすいのでしょうか?
結論から言えば、そうではありません。むしろ、テスト結果を適切に気にかける生徒の方が、成績向上の可能性が高いのです。
テスト結果を気にかける生徒が成績を上げる理由
- モチベーションの維持: テスト結果を気にかける生徒は、次のテストでより良い成績を取ろうという動機づけが強くなります。
- 弱点の把握: 結果を分析することで、自分の弱点を明確に理解し、効率的な学習計画を立てることができます。
- 成長の実感: 前回のテストと比較することで、自身の成長を実感し、さらなる向上心につながります。
- 目標設定: テスト結果を基に具体的な目標を設定することで、学習に取り組む姿勢が明確になります。
- フィードバックの活用: テスト結果は一種のフィードバックです。これを活用することで、学習方法の改善につながります。
テスト結果を気にすることのデメリット
しかし、テスト結果を過度に気にすることにはデメリットもあります:
- ストレスの増加: 結果ばかりを気にすると、不必要なストレスを抱え込む可能性があります。
- 学習の本質の見失い: 点数にこだわりすぎると、真の理解よりも暗記に走る傾向が出てくることがあります。
- 自己評価の偏り: テスト結果だけで自分の価値を判断してしまう危険性があります。
- 柔軟性の欠如: 結果にこだわりすぎると、新しい学習方法や考え方を受け入れにくくなることがあります。
塾の姿勢と生徒の成績
興味深いことに、一部の塾・先生の中に、生徒のテスト結果に無頓着な態度を取っているところもあるようです。
テスト結果が出ているにもかかわらず、生徒との会話に出てこない、結果を聞こうとしないなど関心がないような行動をする先生もいるようです。
しかし、これは決して望ましい姿勢とは言えません。塾の役割は単に知識を教えることだけではなく、生徒の成長をサポートすることです。
テスト結果は生徒の理解度や学習の進捗を示す重要な指標の一つです。
塾がテスト結果に関心を持たないということは、生徒の成長に対する責任を放棄しているようなものです。
一方で、テスト結果を適切に活用している塾では、生徒一人一人の弱点を把握し、個別指導に活かすことができます。また、生徒のモチベーション維持にも役立ちます。
塾と生徒が共にテスト結果を分析し、次の目標を設定することで、より効果的な学習環境を作り出すことができるのです。
一生懸命に取り組むことの大切さ
結局のところ、テスト結果を気にするかしないかは、その生徒がどれだけ一生懸命に学習に取り組んでいるかを反映しているのではないでしょうか。一生懸命に取り組んだ行動の結果は、当然気になるものです。
逆に、テスト結果を全く気にしないということは、そもそも学習に対して一生懸命ではなかったのかもしれません。
大切なのは、テスト結果を過度に気にすることなく、しかし適切に活用することです。
結果を自分の成長のための指標として捉え、次の学習に活かしていく。そうすることで、テスト結果は単なる数字ではなく、自己成長のための貴重なツールとなるのです。
生徒の皆さん、そして教育に携わる方々。テスト結果を恐れたり無視したりするのではなく、それを前向きに受け止め、より良い学習のために活用していきましょう。そうすることで、テストは単なる評価の道具ではなく、成長のための大切な機会となるはずです。
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