なぜ日本茶の湯飲みには取っ手がないの?[#85] 日常生活で思考をきたえる!
2026年初めの記事です。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始、少しゆっくりできた方も多いでしょうか。
冬至が過ぎ、これからは日ごとに日照時間は長くなっていきますが、寒さは本格化してくる時期ですね。
朝や夜は特に冷え込み、「ああ、温かい飲み物がほしいな」と思うことが増えてきます。
寒くなると、なぜか無性に日本茶が飲みたくなりませんか。
ところで、ここで一つ質問です。
日本茶を飲む湯飲み茶わんには、
マグカップのような「取っ手」がありません。
これ、なぜだと思いますか?

日本茶は「手で持てる温度」がいちばんおいしい
理由はいくつかありますが、代表的なものはとてもシンプルです。
日本茶は、手で茶碗を持てるくらいの温度のときに、
香りやうま味を最も感じやすい飲み物だから。
熱々すぎると、香りは立ちにくく、味も感じにくくなります。
逆に、少し冷めて「熱いけれど持てる」くらいの温度になると、
お茶の香りや甘み、渋みのバランスがよく分かるようになります。
だからこそ、
・両手で包むように持てる
・温度を手で感じながら飲める
湯飲み茶わんの形が、日本茶には合っているのです。
一方、マグカップはどうでしょうか。
マグカップは「熱さから手を守る」ための形
コーヒーや紅茶は、比較的高温で飲むことが多い飲み物です。
そこで活躍するのが、取っ手。
取っ手があることで、
・中身がとても熱くても持てる
・長時間ゆっくり飲める
という利点があります。
同じ「温かい飲み物」でも、
何を、どう味わうかによって、器の形は変わっているのですね。

日本茶と言えば「急須」も同じ理由
日本茶と言えば、湯飲みだけでなく急須も思い浮かびます。
急須も、注ぐときに一気にお湯を切る構造になっています。
これは、
・茶葉が湯に浸かりすぎないように
・苦味や渋みが出すぎないように
するための工夫です。
「日本茶をおいしく飲む」
その目的のために、道具の形が細かく考えられているのです。
似ているのに違う、身近なものの例
湯飲みとマグカップ以外にも、
「用途が似ているのに、形や使い方が違うもの」はたくさんあります。
たとえば――
① お椀とスープボウル
お味噌汁のお椀は、軽くて手に持ちやすい形。
スープボウルは、机に置いたままスプーンで飲む前提の形です。
② 和包丁と洋包丁
和包丁は片刃で、素材の切り口をきれいに仕上げるのが得意。
洋包丁は両刃で、肉や野菜をリズムよく切るのに向いています。
③ 座布団とクッション
座布団は「正しく座る」ためのもの。
クッションは「楽な姿勢になる」ためのもの。
似ていても、役割は少し違います。

形には、必ず理由がある
何気なく使っているものでも、
「なぜこの形なんだろう?」と考えてみると、
そこにはちゃんとした理由があります。
それに気づけると、
・ものの見方が少し変わったり
・使う時間がちょっと楽しくなったり
します。
寒い季節、湯飲みを両手で包みながら、
そんなことを考えてみるのも悪くないかもしれません。
今年も、日常の中にある「気づき」や「考えるきっかけ」を、
少しずつ発信していけたらと思います。
それでは、2026年もよろしくお願いします。

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