2040年に向けて、高校の普通科で「理系」と「文系」の生徒の割合を同じくらいにしたい[#92]

そもそも脳の構造的に、理系の人って5割もいるんですかね?


とても本質的な問いですね。

結論から言うと――

「人間の脳が、理系5割・文系5割にきれいに分かれている」という科学的根拠はありません。

です。

🧠 そもそも「理系脳」「文系脳」はあるの?

よく
「左脳が理系、右脳が文系」
という話を聞きますよね。

しかし、現在の脳科学では

  • 左脳=論理、右脳=感性
  • 理系脳・文系脳がはっきり分かれている

という単純な分け方は 正確ではない と考えられています。

人間の脳は、ほぼすべての活動で左右を同時に使っています。

数学を解くときも、

  • 計算(論理)
  • 図をイメージする力
  • 言葉で理解する力

が全部関わっています。

つまり、理系的な活動も文系的な活動も、同じ脳の中で混ざって使われているのです。

📊 生まれつき理系が少ないの?

これも明確な証拠はありません。

  • 数学が得意な人
  • 言語表現が得意な人

という「得意・不得意」はありますが、
それは

  • 遺伝
  • 幼少期の経験
  • 教育環境
  • 自信の有無

などが組み合わさってできるものです。

「理系の素質を持つ人は30%しかいない」
というような研究結果はありません。

🧩 では、なぜ理系は少ないの?

これは脳というより、

✔ 教育制度の影響

  • 早い段階で「文理選択」がある
  • 数学が難しくなるタイミングで苦手意識が増える

✔ 社会的イメージ

  • 「理系=難しい」
  • 「数学ができないと理系は無理」

という思い込み

✔ 入試制度

  • 大学受験で必要科目が分かれている

こうした 環境要因の方が圧倒的に大きい と考えられています。

🤔 では理系5割は現実的?

脳の構造上「無理」ということはありません。

ただし、

  • 数学への苦手意識
  • 教員の数
  • 教育内容の質
  • 社会の価値観

これらが変わらなければ、自然に5割になるとは考えにくいです。

🎯 もっと大事な視点

本当に大切なのは、

「理系を増やすこと」よりも
「全員が論理的に考える力と表現する力の両方を身につけること」

かもしれません。

未来の仕事は、

  • データを読み取り
  • 人に伝え
  • 社会と結びつける

という力が必要だからです。

🔍 まとめ

  • 理系5割になる科学的な“脳の限界”はない
  • しかし、自然に半々になる保証もない
  • 鍵は教育と環境

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