受験直前に、奇行をする子は… そんな子への対処は?[#93]

勉強しようとすると、なぜか掃除を始めてしまう理由

中間テストや期末テストが近づき、
「さあ、勉強を始めよう」と机に向かった瞬間。

ふと気づくんです。
「あれ、机まわり、ちょっと散らかってない?」と。

消しゴムのカス、プリントの山、使わない文房具…。
気になり始めると止まらなくて、とりあえず片づける。

気づけば机だけでなく、
本棚を整え、床を掃除し、部屋全体がきれいに…。

普段は「あとでやろう」と言っている掃除なのに、
なぜかテスト前だけはやる気満々。

これ、実はとてもよくある行動です。

心理学の世界では非常に有名な「セルフ・ハンディキャッピング」という防衛本能の一つみたいですね。

これは「やる気がない」からではありません

勉強前に掃除を始めてしまうのは、
「怠けているから」「現実逃避しているから」
…そう思われがちですが、少し違います。

正確に言うと、

勉強に対するプレッシャーや不安を、無意識に和らげようとしている状態

なんですね。

勉強は
・結果が出るか分からない
・できないかもしれない
・評価される

という「不安がつきまとう行動」です。

一方、掃除は
・やれば確実にきれいになる
・達成感がある
・自分でコントロールできる

だから、心が無意識に「安心できる行動」を選んでしまう。
その結果、「掃除」が始まるわけです。

受験が近づくと、普段と違う様子が出てくる

2026年3月4日に行われる山梨県公立高校入試。

これは高校受験でも似たような行動変化が見られます。

受験が近づくにつれて、
・授業中にそわそわする
・表情がどこか浮かない
・小テストで普段しないミスをする

こんな様子が見られる子が出てきます。

生活面でも、
・今まで、朝起こさないと起きなかったのに、自分で起き始める
・食事量が少し減る
・口数が減る

といった小さな変化が出ることもあります。

初めての大きな試験。
「未知のもの」に向かうのですから、
どんな子でもプレッシャーを感じて当たり前です。

塾で教えていると、
「あ、ふだんと違う行動しているな」
と分かる場面は本当によくあります。

一番怖いのは、直前まで何も出ていなかった場合

実は、塾の先生として一番心配になるケースは、

テスト前に特に変化がなかった子が、
入試当日に一気にプレッシャーを感じてしまうケース

です。

試験開始のチャイムと同時に、
「やばい…問題が解けない」
と頭が真っ白になってしまう。

倍率が定員割れしているから、「大丈夫だろう」と思っていた子
「オーバー数が数名だから自分は不合格にならないだろう」と思っていた子ほど、
いざ本番で顔面蒼白になることもあります。

残念ながら、そうなってしまうと
普段の力を発揮できないまま終わってしまう
ケースも、実際にありました。

普段と違う行動は、むしろ「正常」

だからこそ、今の時期に
・落ち着かない
・ミスが増える
・生活リズムが少し変わる

こうした様子が見られる子は、
受験生としては、むしろ自然な状態だと感じています。

プレッシャーを感じている証拠であり、
心が「準備を始めている」サインでもあります。

声かけに決まった言葉はない!

よく聞かれるのが、
「どんな声をかければいいですか?」という質問です。

これは、個々によって返答は異なります。

「大丈夫!自信をもって!」
と言われて安心する子もいれば、
それが逆にプレッシャーになる子もいます。

本当に、子どもによって違います。

だからこそ、
・いつもより話を聞く
・変化に気づく
・無理に励まそうとしない

このあたりを意識してもらえるだけでも違います。

まとめ:掃除も、そわそわも、心のサイン

勉強前に掃除を始めてしまうのも、
受験前に落ち着かなくなるのも、

「ちゃんと向き合おうとしているからこそ出る反応」
です。

もし今、
普段と少し違う行動が見られるなら、
それは決して悪いことではありません。

保護者の方も、先生も、
その子なりのサインを受け取り、
その子に合った関わり方を探してみてください。

受験は、点数だけでなく、
心の準備もとても大切です。


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