“わかる”と“できる”の間にある壁~放置したまま進級すると…~[#82]

「できるようになる」まで、どれだけ待てるか。

小学校では、計算のやり方や考え方を丁寧に教えてくれます。
授業の中で何度か練習する時間もありますが、全員がしっかり定着するまで反復できるわけではありません。学年も、クラスも、児童もそれぞれ違います。
だからこそ「できるようになるまでの練習」は、最終的には自分でやるしかないのが現実です。

でも、その「自分でやる」ための教材や問題集がなかったり、どこまでやればいいのか分からなかったりする子も多いものです。
だからこそ、LEAFでは∞プリントを提供しています。
一人ひとりが、必要な分だけ、できるまで反復できるように。定着しないまま進級したり、中学生になって困ってしまう――そんな状態を防ぐための仕組みです。

~頑張る子のために~【∞プリント】:ダウンロードページ – 個別学習塾 LEAF

「わかる」と「できる」は、実は別のもの。

小学生のうちは、授業で先生の説明を聞けば「わかった」と感じることが多いと思います。けれど、「わかった」は必ずしも「できる」とは限りません

たとえば小数の足し算・引き算。授業のときにはスムーズにできていても、しばらく経ってから同じ計算が出てきたときに戸惑う子がいます。
これは、「理解はできているけど、反復が足りず定着していない」状態です。

理解力があるのに「できない」と感じてしまうと、子どもたちは「自分は算数が苦手なんだ」と思い込んでしまいます。本当はもったいないことです。
例えば、小5で教わる割合の単元では、もとにする量・比べられる量・割合の区別・理解はできているに、途中で行う計算でミスがあったり、計算の仕方を思い出すのに時間がかかったりし、苦手と感じてしまう子もいます。
もしその部分がしっかり定着していれば、苦手意識すら生まれなかったかもしれません。

計算力は、算数だけの力ではない。

小学生の計算は、実は中学校以降でもあらゆる教科で使われます。
特に理科では、ほぼ毎回のように計算が登場します。単位の変換、割合、速さ、密度、エネルギー量…。どれも算数の延長線上にある内容です。
内容を理解していても、計算があいまいだと「理科が苦手」という印象になってしまう子が少なくありません。

一方で、内容が理解できていなくても、計算の正確さから正解を導ける子もいます。
「問題が解けたから理解ができた」と思う子もいます。計算が確かであれば、理解のきっかけにもなりえるということです。
「わかる」から「できる」へ、「できる」から「わかる」へ。
その往復を繰り返すことで、学びは深まっていくのです。

「反復」は、未来への投資。

一度覚えた計算を、いつでも使えるようになるには時間がかかります。
できるようになったあとも、何度も何度も反復して、脳に“長期保存”させる必要があります。
これを怠ってしまうと、学年が上がるたびに「前の学年の復習」からやり直しになり、学ぶべき新しい内容に時間を割けなくなってしまいます。

最近では、小学校の授業で計算機を使う場面も増えています。
テストでも持ち込みOKという学校もあり、内容理解を重視するという意味では良い取り組みです。
ただ、中学生・高校生になったときにその“基礎の手計算”が必要になることも多いのです。
定着しないまま進級すると、思わぬところでつまずいてしまう。

LEAFの授業では、そうした「見えにくいつまずき」を早めに見つけ、定着するまでの反復を大切にしています。
どんなに理解が速い子でも、「身につく」までの時間は人それぞれです。
だから、一律に「この量をやりなさい」とは言いません。その子の状況に合わせて、最適な学び方を提案します。

「その子のペース」を大切にする。

塾に通う子どもたちを見ていると、「反復の時間をきちんと取れているか」でその後の伸び方が変わることを強く感じます。
宿題や勉強の仕方など先生から言われたことを確実に実施できる子小テストなどを予告された際に、満点をとれるように準備できる子は、やはり学力の伸びも安定しています。

一方で、どこかでサボってしまう子もいます。

そんなときは「やる気がない」のではなく、「どう進めたらいいか分からない」だけのことが多いのです。
反復する問題を用意し、取り組む順番を整え、できたところを認めてあげる。
そうした環境があると、子どもたちは自然と動き出します。


LEAFでは、そのサポートを講師が行い、成長の段階に合わせて「次にやるべきこと」を一緒に考えます。
集団塾では、このような個別のサポートが難しいことは一般的によく知られていますが、個別指導塾であっても必ずしも同じようなサポートが行われているとは限りません。
集団塾でも個別指導塾でも、最終的には“先生次第”。どんなにシステムが整っていても、子どもの成長を見極める目と寄り添う姿勢がなければ、結果にはつながりません。

「今」だけでなく、「その先」も見据えて。

小学生や中学生のうちは、まだ取り返しがつく時期です。
一度つまずいても、気づいてやり直せば取り戻せる。
けれど高校生になると、授業のスピードも内容も一気に難しくなり、時間が足りなくなっていきます。
積み残しが増えすぎると、もうどこから手をつければいいのかわからなくなってしまう。

だからこそ、小学生のうちから定着するまでやる”習慣を身につけておくことが大切です。
そのためにLEAFでは、家庭でも使える無料プリントを公開しています。
お子さんの今の状態を確認し、気になる単元を繰り返し練習できる。
ちょっとしたつまずきを見つけ、そこを解消するだけで、一気に学力が伸びる子は本当に多いのです。

子どもの成長は、一人ひとり違う。

勉強のスピードも、覚え方も、理解の深まり方も違います。
誰かと比べるのではなく、その子自身の成長を見守りながら、適切なサポートができる環境を整えること。
それが、これからの学びの土台になると思います。

できるようになるまでの時間を、焦らず、でも止めずに
その過程を共に歩むのが、私たちLEAFの役割です。

「“わかる”と“できる”の間にある壁」は、反復し定着するまで頑張れるかどうかです。
ネットや計算機を使えば「答え」はすぐに出せます。
しかし、それだけでは「自分の力で考える力」は育ちません。
反復して身につけるのは、考えるときに時間をかけずに使える力にするためです。
たとえば、九九を暗記していれば計算を考えずにすぐ答えられるように、知識を定着させることで次の学習や応用がスムーズになります。


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