やる気が出ないときにやる気を出す方法・ルーティン化させるためにおススメの技も教えます![#36]
中学3年生の2学期は、内申(通信表)を決める中間テストと期末テスト、志望校を判定する学力検査がありました。
第1回学力検査、中間テスト、第2回学力検査、期末テストと重要度の高いテストが立て続けにあったため、2学期は息をつく暇のない日々が続きました。
12月はそれらのテストが終わり、一息つける期間だったかと思います。
(ただし、前期入試受験者にとっては、12月も気が抜けない日々でした。)
2学期は息をつく暇のない日々でしたが、受験の本番は3月です。
中3生の中には、緊張感の高い日々が続き、12月で気を緩めすぎてしまい、さらには年末年始で気の緩みが加速してしまう生徒もいます。
せっかく2学期に築き上げた受験生としての姿勢が、年を明けると途切れてしまう子もいます。モチベーションがなかなか上がらず、受験勉強をしても集中できないといった状況に陥ることもあります。
そのような状態を回避し、受験勉強に向けて高いモチベーションで取り組みたいものですよね。
今回は、「やる気が出ないときにどうすればモチベーションを高められるか」について詳しく解説します。
中3生に限らず、やらなければならない宿題や課題があるにもかかわらず、なかなか行動に移せない生徒は少なくありません。
以下の方法は、そういった生徒たちにも実践してほしいポイントです。
やる気を出すための5つのステップ
やる気を出す・モチベーション上げるステップはこのあと紹介しますが、そのステップを踏むために一番大切なことは、「わざとやり残しを作っておき、次の勉強はそれからスタートさせる」ことです。
勉強に限らず、仕事術でも使える技です。
日々の生活で取り掛かりの鈍い人にはぜひ実践してみてほしいですね。
以下の5つのステップがモチベーションアップに効果的です。
① 勉強を始める具体的な時間(日)を事前に決めておく
② やる気がなくても学習道具を広げ、机に向かう
③ まずは30分だけ取り組んでみる
④ 課題が終わったら、自分へのご褒美を用意しておく
⑤ 次の学習時間や日にちを予め決めておく
それぞれのステップについて、具体例を交えて詳しく説明します:
① 勉強を始める時間(日)の決定
いつやるかをあらかじめ決めておくことで、行動に移しやすくなります。
具体例:
- 平日は午後6時から7時30分
- 休日は午前10時から12時
- 毎日同じ時間帯を設定する
※ 自分に合った、現実的な時間帯を選ぶことが重要です。
「年明け1月3日から絶対に始める!」とか「今日は夕飯前の1時間はやる!」など決めておくとよいでしょう。
決意が揺るぎやすい子は、スマホのリマインダーを使ったり、保護者の人にも決意を伝えたりすると、行動しやすくなりますよ!
② 学習道具の準備と着席
やる気がなくても、とにかく動いてみることが大切です。
具体例:
- 教科書、ノート、参考書を机の上に準備
- スマートフォンは別の部屋に置くか、電源を切る
- 必要な文房具をすべて机の上に並べる
- たとえやる気がなくても、とにかく椅子に座る
これ、過去の先輩の教えです。普段から自学をしっかりできている生徒でもやる気がなくなるときがあったようで、その子にやる気がないときどうするかを聞いたら、「とりあえず机の前に座りぺらぺらとテキストを広げたり、暗記の書き取り練習します」とのことでした。
③ 最初の30分に集中する
「30分だけやる」と時間を区切ることで、気持ちのハードルを下げます。
具体例:
- タイマーを30分セットする
- 最初の30分は集中して取り組む
- 途中で気が散っても、無理に長時間勉強せず、まずは30分を目標にする
- 30分経過後、5分程度の休憩を取る
「今日はなにやるか?」と考えるだけでもめんどくさがる子はいます。それを解決するためにも、上述でもっとも重要な点としてあげた「わざとやり残しを作っておく」が効いてきます。その日の勉強をスタートさせるとき、やるべきことが明確になっているとすっと勉強にスタートできます。勉強をやりながら、あれもこれもやるかなど次の勉強も見えてくることでしょう。
④ ご褒美の準備
ご褒美があると、勉強を頑張る意欲が湧きます。
具体例:
- 好きな飲み物を勉強後に用意
- SNSを少し見る時間を作る
- 短い動画を見る
- 好きな音楽を聴く
- 軽い軽食を楽しむ
ご褒美、重要でしょ?
⑤ 次の学習時間の設定
勉強が終わったら次の予定を決めることで、ルーティン化しやすくなります。
具体例:
- カレンダーに次の学習日を書き込む
- スマートフォンのリマインダーに設定
- 家族と共有し、励まし合う
モチベーションが低いときに、次の日程を決めるのも億劫(おっくう)になるものです。勉強をやった時に次の日程まで決めておくとよいですよ。
この繰り返しが習慣化の鍵です。
やる気を出すコツは、具体的な時間や行動を決め、ハードルを下げることです。そして、小さな成功体験を積み重ねることで、やがて勉強がルーティンとなり、自然と取り組めるようになります。完全にルーティン化されれば、逆に勉強をしないと気持ち悪さえ感じるようになるでしょう。
受験勉強は長い道のりですが、頑張った分だけ結果に結びつきます。自分を信じて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
やる気を出す・モチベーション上げるステップを順当に踏むためには、「わざとやり残しを作っておき、次の勉強はそれからスタートさせる」ことがおススメです。
例えばですが、数学の10ページやるとします。
「2ページごとに問題を解き、丸付けをし、ミス直しをする」というのを繰り返し行うとして、それを8ページ分は終わらせてしまいます。
最後の2ページについては、「問題を解く」までをし、「丸付けとミス直し」を残ししておき、休憩後や次の日のスタートはそれから行うように残しておきます。
そうすることで、次のスタートを切るときに、スムーズに勉強に移ることができます。
一通り完結させないと気持ちが悪いと感じてしまう人もいると思います。実は私も一通り完成・完結させておきたい派でした。
そっちの方がスッキリしますからね。でも、この「やり残しを作っておく」ことで、次のスタートが本当にスムーズになります。
スタートを切れるようになれば、あとはどうにか稼働するものです。
夕食後に食器を洗うのとかめんどくさいなって思ったことありませんか?やり始めてしまえば、やり終えたときそんなに大したことではないと感じているはずです。
勉強や仕事も同じで、スタートを切ることができるかが大きなハードルになっています。
そのハードルを下げる方法が、「わざとやり残しを作っておく」ことです。
試したことがない人はぜひやってみてください。
私はだらだら三が日を過ごさないように、1月2日に部屋の模様替えをしようと決めて年末を過ごしています笑
では、よいお年をお迎えください。
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