通っている塾は成績管理してる?その場で適当に対応されていない? これまでの学習状況を把握していない先生たちも…[#32]
成績管理をしていない塾・子供の成績を把握せず指導する先生
驚く保護者の方もいるかもしれませんが、成績管理をしていない塾・子供の成績を把握せず指導する先生って結構いるんですよ。
これらの先生たちの言い分を聞くと、「目の前の子供を見れば子供の能力はわかる!」「過去の状況にとらわれず今後の成果を上げればよい!」などといいます。
かっこよさげなことを述べますが、過去のデータがあるのにもかかわらず把握しようともせず指導していることは、私から言わせれば業務怠慢の外なりませんでした。
ひどいケースは、過去の記事にも書きましたが、定期テストがあったとしてもその結果を聞かない先生もいます。
(教達検・中間テストの結果はどうでした?テスト結果に無頓着な生徒・先生たちは…[#27] – 個別学習塾 LEAF)
例えば、ちょうど期末テストがあったと思います。期末テスト前に対策をやってきたのに、テストが終わった後に子供たちの結果に興味を示さない先生がいるんです。
子供と一緒に期末テストに向け頑張っていたとしたら、その結果は気になりませんか?
私は、塾とは基本的には成績を伸ばす場所と思っています。生徒・保護者もそのつもりで通ってる・通わせていると思っています。
テストに向け対策を行い、テストを終えてその結果に無関心ということは、その先生にとって授業料など対価は、「生徒の成績を伸ばすこと」でははく、「授業をすること」だと思っているのだと思います。(成績は良くても悪くても気にしていないのかも…)
以前、勤めていた集団塾では、私が教室長やエリア長になったとき、子供の成績に関心のない先生たちに対し、成績管理の大切さの意義を伝えていました。
それでもテスト結果を検証しない・できない先生たちがおり、「中間テストの振り返り」というテーマで会議(研修)の場を設けることもありました。
業務にしないと動きをとれない・取らない先生たちも実在しています。
結果を聞いているだけでは意味がない ~生徒個々の把握~
「もちろん、テストが終わったら、生徒たちの点数を確認しているよ!」「生徒の回答用紙を見て確認しているよ!」という塾、先生がいるかもしれません。
関心を全く示さない塾、先生と比べるとまだよいかもしれません。
しかし、この程度の確認は無意味とは言いませんが、生徒を成長させる点では弱いのです。
では、どのような状態で成績を管理すればよいかというと、生徒の成績の推移や頑張りをわかる状態で管理をする必要があります。
以前勤めていた集団塾でもその時々のテストの得点は確認ていました。結果をパソコンに入力してその時々の結果は管理していました。
この管理では、その時のテストの結果に対して、各生徒の得点や順にの結果を見たり、塾生の平均点をみたりすることはできますが、各個々の生徒の得点分析はできません。
「集団塾だから、生徒個々の得点分析をしなくてよいの?」と思いはありつつも、郷に入っては郷に従えとあるように、その管理方法に従っていました。
これは1年目のときに感じたことです。
私はそれでは意味がないと思い、独自に各生徒が前回のテストと比べてどのように成長しているのかを調べて検証していました。
生徒が数学のテストで「80点」だったとします。
Aくんは前回のテストで50点、Bくんは前回のテストで90点だったとしたら、今回の80点の意味合いはAくんとBくんで全然違いますよね。
生徒全員が載っている成績の一覧表では、80点の意味合いまで読み取れません。(記憶に残っていれば別ですが)
明らかな差が生じれば、集団の中にいても目につきやすいですが、前回比で微減、微増している生徒の成績はスルーされやすい成績管理だったんです。
自分の担当教科だけでも得点がどうなったのか分析するために、独自で成績管理表を作っていました。
これで生徒個々の得点の変化を確認することができ、生徒の成長度合いを見ることもできました。
挿話
他の先生は、いちいち生徒個々での比較表を作らなくても生徒個々の成績を把握していてすごいなと1年目の時は思っていました。自分は一覧表にしないと把握できない程度の能力なのだなとも思っていました。
数年たち、教室長やエリア長になってみると、生徒個々の成績を把握していたわけではなく、ただ把握していないまま指導していただけだったことを知りました。私の担当している生徒の教達検や入試の平均点が他の教室の生徒より平均点が高かった要因がのちに判明しました。
ちょっと長くなったので、続きは来週の記事に載せますね。
【次の記事はこちら】(2024.12.6アップ)
★なぜ、生徒個々に成績管理をしなくてはならないか。
★生徒個々に成績管理をしていたとしても、無意味になってしまうことも!?
LEAFでは、以下のような形で成績を管理しています!
次のテストの向け目標を立てるときや、テスト実施後に得点が判明したときに、こちらの書面を使って、生徒と一緒に振り返っています。
これによって、生徒のこれまでの頑張りを見ることができたり、逆に取り組みが甘くなっていたとき気づくきっかけを与えたりすることができます。
LEAFの講師に対しては、成績表を常にみられる状態にしておくことで、次のテストに向けどの教科をどう得点を伸ばすのかを意識することができます。
”塾が成績管理することは必要?”とclaude3.5と聞いた回答はこちら
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