思考力・記述力重視に変わる山梨県の教育|子どもに今からすべき3つのこと[#102]
「うちの子、勉強はしているのに、なかなか点数が上がらなくて…」
そんなお悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は今、山梨県の学校教育では、その「勉強の仕方」そのものを根本から見直す大きな変化が始まっています。
「覚える」から「考える」へ――山梨県の教育が変わっている
山梨県教育委員会は令和6年3月に「山梨県教育振興基本計画」を策定し、令和8年度の方針説明資料でその方向性をより具体的に示しました。
そのキーワードは、「子供主体の授業への教育観の転換」です。
これまでの学校教育は、先生が黒板の前に立ち、決まった知識を一斉に教えるスタイルが中心でした。しかし、県の方針では、このスタイルから脱却し、子どもが自分で課題を見つけ・考え・表現する学びへと転換することを明確に掲げています。
「課題解決的な学習や体験的な学習を積極的に導入し、探究的な学習過程を通して、深い理解を伴う知識の習得及び思考力、判断力、表現力等の育成を図る」
―山梨県教育委員会 令和8年度 学校教育方針説明資料より―
つまり、「答えをどれだけ知っているか」より、「どうやって答えを導き出せるか」が問われる時代になってきているのです。
【県HP】→山梨県/山梨県学校教育指導指針
PDF→setumeikaisiryou.pdf
授業はどう変わる? 学校現場の具体的な変化
県の方針資料には、授業づくりの具体的な方針として次のようなことが示されています。
① 子どもが「学習課題」を自分で選ぶ場面が増える
先生から与えられた課題をこなすだけでなく、子どもが自分の興味・関心をもとに「何を学ぶか」「どう学ぶか」を選択する場面を、単元の中に意図的に設けることが求められます。これはとくに「総合的な学習の時間」で顕著になり、算数・数学や理科の「見方・考え方」を活かした教科横断型の探究活動が推奨されています。
② 「まとめ・表現」の指導がより重視される
調べた・考えた内容を、自分の言葉でまとめ、人に伝える力を育てることが重視されています。レポートや発表、グループでの議論など、「アウトプット」の場が増えていくでしょう。
③ 25人学級の強みを活かした、きめ細かい指導
山梨県は全国に先駆けて小学校に25人学級を導入しており、令和8年度には小学校全学年で実施されます。この少人数の強みを活かし、先生が一人ひとりの子どもをより丁寧に「見取る」(観察・理解する)ことが重視されています。

「思考力・記述力」は入試にも影響する?
こうした教育方針の転換は、高校入試のあり方にも影響してくると考えられます。
全国的な流れとして、各都道府県の公立高校入試では、近年記述式問題・思考力を問う問題の割合が増加しています。山梨県でも、授業で「体験と対話・探究的な学び」を積み重ねてきた子どもたちの力を、入試でも適切に評価する方向へのシフトは、自然な流れといえます。
「答えを暗記すれば解ける問題」から、「なぜそうなるのかを説明できる問題」へ。この変化は、お子さんの勉強スタイルにも見直しを求めてきます。
では、子どもはどうすればいい?
こうした変化に対応するために、子ども自身にぜひ身につけてほしいことがあります。
✏️ 「なぜ?」を口に出す習慣をつける
勉強の中で「なぜこうなるの?」という疑問を持つことは、思考力の出発点です。答えを丸暗記するのではなく、「どうしてそうなるの?」と考える時間を日常的に持ちましょう。
✏️ 自分の考えを「書く」練習をする
記述式の問題で得点するためには、頭の中にある考えを文章にする練習が必要です。日記でも感想文でも構いません。「自分の言葉で書く」経験を積み重ねることが、将来の記述力の土台になります。
✏️ 「読む」量を増やす
文章の読解力は、すべての教科の基盤です。物語でも図鑑でもニュースでも、活字に触れる時間を意識して増やしましょう。全国学力調査でも、読書が好きな子どもは全教科で成績が高い傾向があることが報告されています。

保護者にできること
「うちの子、ちゃんとできるかしら?」と不安になる気持ちはよくわかります。でも、保護者の方にできる一番の支援は、難しいことではありません。
🏠 「正解を教えすぎない」を心がける
宿題や問題で子どもが悩んでいるとき、すぐに答えを教えてしまっていませんか?「どう思う?」「なんでそう考えたの?」と問い返すだけで、子どもの思考力は育ちます。答えを出すことより、考えるプロセスを大切にする関わりが、これからの時代には有効です。
🏠 話せる雰囲気をつくる
学校での出来事・授業の内容・感じたこと。夕食の席でひとこと「今日どんなことしたの?」と聞くだけで、子どもの言語力・表現力は少しずつ育っていきます。
🏠 「失敗していい」という空気をつくる
探究的な学びでは、間違いや試行錯誤が大前提です。テストの点数が下がっても責めず、「何が難しかった?」と一緒に振り返る関わりが、子どもの主体的な学びを支えます。

塾はどうあるべきか ―― LEAFが考えること
こうした教育の変化を受けて、私たちLEAFが大切にしていることをお伝えします。
「答えを素早く出す訓練」だけでは、これからの入試にも、その先の社会にも対応できません。LEAFでは、次のような指導を心がけています。
- 「なぜそうなるか」を一緒に考える授業
公式や解き方を「覚えさせる」のではなく、なぜその公式が成り立つのかを理解してから定着させます。 - 「自分の言葉で説明する」練習
解答を書いて終わりにするのではなく、「どうしてこの式を立てたのか」を口頭や記述で説明してもらう機会を設けています。 - 一人ひとりの「わからない」に寄り添う
個別指導だからこそ、その子が「どこでつまずいているか」を丁寧に見取り、理解の穴を一つひとつ埋めていくことができます。
県が目指す「自立した学習者の育成」と、LEAFが大切にしたいことは同じ方向を向いています。

まとめ
山梨県の学校教育は今、大きな転換期を迎えています。
- 授業は「先生が教える」から「子どもが考える」スタイルへ
- 「知識の量」より「思考力・表現力・記述力」が重視される
- その流れは、いずれ入試にも反映される
この変化は子どもたちにとって「大変になる」というより、自分らしく学び、自分の頭で考える力が正当に評価される時代になるということでもあります。
ぜひご家庭でも、お子さんの「なぜ?」を大切にしてあげてください。
LEAFはその学びを、隣で一緒に支えていきます。

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