3人のレンガ職人の話 – やる気が変わる不思議なお話［#39］

今回は「3人のレンガ職人」というとても興味深いお話を紹介したいと思います。この話には、私たちの「やる気」や「目標」について考えさせられる大切なメッセージが込められているんです。

お話の始まり

昔々、ある大きな建設現場がありました。そこでは大聖堂を建てる工事が行われていて、たくさんの職人さんが働いていました。ある日、一人の旅人がその現場を通りかかりました。

旅人は、同じようにレンガを積んでいる3人の職人に、それぞれに質問をしました。

すると、3人はそれぞれ全く違う答えを返したのです。

1人目の職人の答え

1人目の職人は、汗を拭いながらこう答えました。

この職人さんは、自分の仕事を単なる作業としか見ていませんでした。毎日同じことの繰り返しで、あまりやりがいを感じていないようでした。

2人目の職人の答え

2人目の職人は少し考えてから、こう答えました。

この職人さんは、単なるレンガ積み作業を超えて、壁を作るという具体的な目標を持っていました。自分の仕事に少し誇りを持っているようでした。

3人目の職人の答え

そして3人目の職人は、目を輝かせながらこう答えました。

この職人さんは、同じレンガ積みの作業をしているのに、より大きな夢や目標を持って仕事に取り組んでいました。

お話の意味を考えてみよう

この3人の職人は、同じ作業をしているのに、なぜこんなに違う答えをしたのでしょうか？

それは、彼らが自分の仕事をどう捉えているか、つまり「視点」が違うからなんです。

1人目の職人は「作業」だけを見ていました。
2人目の職人は「目の前の目標」を見ていました。
3人目の職人は「大きな夢や理想」を見ていました。

学校生活に置き換えると・・・

この話は、実は皆さんの学校生活にもピッタリ当てはまるんです。

例えば、数学の勉強を例に考えてみましょう。

「ただ問題を解いている」
「テストでいい点を取るために勉強している」
「将来の夢のために必要な力をつけている」

同じ勉強でも、こんなに違う捉え方ができますよね。

部活動も同じです。

「ただ練習をこなしている」
「次の試合で勝つために頑張っている」
「チームメイトと共に成長し、一生の思い出を作っている」

皆さんも、今やっていることの「その先」にある目標や夢を考えてみてください。きっと、今までと違う気持ちで取り組めるはずです。

さあ、あなたならどう答える？

ここで、皆さんに考えてほしいことがあります。

もし誰かに「今、何をしているの？」と聞かれたら、あなたはどう答えますか？

宿題をしているとき、
「ただ宿題をしている」
「明日の授業の準備をしている」
「将来の夢に向かって一歩ずつ進んでいる」

掃除当番のとき、
「ただ掃除をしている」
「クラスの環境を整えている」
「みんなが気持ちよく過ごせる学校づくりに貢献している」

どの答えを選ぶかで、あなたのやる気や充実感は大きく変わってくるはずです。

まとめ ～みなさんの「レンガ」は何のため？～

私たちが毎日していることは、全て何かの「レンガ」です。
一つ一つは小さな作業かもしれません。
でも、それらは必ず何かの「大聖堂」を作り上げているんです。

みなさんの「大聖堂」は何ですか？

• 「世界で活躍できる人になる」
• 「困っている人を助けられる人になる」
• 「新しいものを作り出せる人になる」
• 「スポーツで日本一になる」

目の前の「レンガ」は、その夢への一歩一歩なんです。

今日からは、ちょっと意識を変えて考えてみませんか？
「これは面倒くさいな」と思う作業も、
「これは私の夢への一歩だ！」と考えれば、
きっと違う気持ちで取り組めるはずです。

あなたの「大聖堂」を作るために、
今日も一緒に「レンガ」を積んでいきましょう！

自分の夢に向かって、一歩ずつ。
それが、きっと素晴らしい未来につながっていくはずです。

今日からみなさんも、3人目の職人のような気持ちで
毎日を過ごしてみませんか？

きっと、今までと違う世界が見えてくるはずです！

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